2011年04月30日(土)23時58分
“オツベルと象”本番前日のリハーサル
東日本大震災から50日目……
【この日呟いたこと】
7:38
ツイッターにアクセスしようとしたら「Twitter is over capacity」と出たり、繋がっても呟けないことがよくある。そこでmixiの「つぶやき」をツイッターに飛ばす設定にしてここで呟くことにした。こんな使い方もあるんだな。
7:44
相変わらずなぜがツイッター本体では呟けない状態が続いている。mixiからツイッターへはすぐに反映された。これ、使えそうだ。しかしリツイートができない。
いよいよ明日が本番であるということを、ツイッターから発信してみたかったのである。やっとその方法を見つけて、山猫合奏団専用の「呟き」から呟いた。
17:33
ずっと忙しくて呟けませんでした。さあ、いよいよです。これから最後の合わせに本番会場へ出陣です。明日から、ブログも怒涛の更新?だめだな、白石准はこのブログの管理画面に入る方法を忘れたらしい。楠定憲は言うに及ばず。せめてここで呟けよってか
昨年は山猫合奏団のOfficial_Blogのカテゴリ「過去のNEWS」の中に、「2010しんゆり芸術祭」というサブカテゴリを作って、公演までの道のりをわりと丹念に報告した。
⇒http://lince.jp/lince/oldnews/2010art/
しかし、今年はそれができなかった。それは高山正樹が市民劇に参加していたり、宇夫方路が琉球舞踊公演を6月に控えていたり、ということもあるのだが、それよりも、今回の“オツベルと象”は、今までにない練習回数が必要で、山猫合奏団についての突っ込んだブログを書くなどという余裕がなかったのである。
畢竟、山猫合奏団のブログは開店休業、練習報告はこのM.A.P.after5で、「今日は山猫合奏団の練習だった」みたいな一言で済ませることと相成った。
まあ、それはそれでよしとしよう。そこでM.A.P.after5の「山猫合奏団」のサブカテゴリに、さらに「2011しんゆり芸術祭」という分類を作ってみることにした。
⇒http://lince.jp/hito/mapinfo/yamaneko/2011art
でも、これで全てというわけではない。今回は高山正樹はずいぶんと練習を欠席したので、練習回数はさらに多いのである。
そして、その成果が明日出る。
夜7時。新百合ヶ丘へ。
昭和音大北校舎第一スタジオ改めスタジオ・リリエ。
本番前日のリハーサルである。

照明は龍前正夫照明研究所。

稲垣護さんはスケジュールの関係で欠席。明日の本番前、Bassメインの部分のみをアタる予定。

⇒この日のことについての白石准のブログ記事
今回、全員揃っての練習というのはほとんどなかった。そのくらい忙しい連中と仕事ができることを喜びとしよう。本番で初めて全員揃って通すという芝居ではありえない緊迫感、それが却って本番を良くする要素になると信じている。
【この日呟いたこと】
7:38
ツイッターにアクセスしようとしたら「Twitter is over capacity」と出たり、繋がっても呟けないことがよくある。そこでmixiの「つぶやき」をツイッターに飛ばす設定にしてここで呟くことにした。こんな使い方もあるんだな。
7:44
相変わらずなぜがツイッター本体では呟けない状態が続いている。mixiからツイッターへはすぐに反映された。これ、使えそうだ。しかしリツイートができない。
いよいよ明日が本番であるということを、ツイッターから発信してみたかったのである。やっとその方法を見つけて、山猫合奏団専用の「呟き」から呟いた。
17:33
ずっと忙しくて呟けませんでした。さあ、いよいよです。これから最後の合わせに本番会場へ出陣です。明日から、ブログも怒涛の更新?だめだな、白石准はこのブログの管理画面に入る方法を忘れたらしい。楠定憲は言うに及ばず。せめてここで呟けよってか
昨年は山猫合奏団のOfficial_Blogのカテゴリ「過去のNEWS」の中に、「2010しんゆり芸術祭」というサブカテゴリを作って、公演までの道のりをわりと丹念に報告した。
⇒http://lince.jp/lince/oldnews/2010art/
しかし、今年はそれができなかった。それは高山正樹が市民劇に参加していたり、宇夫方路が琉球舞踊公演を6月に控えていたり、ということもあるのだが、それよりも、今回の“オツベルと象”は、今までにない練習回数が必要で、山猫合奏団についての突っ込んだブログを書くなどという余裕がなかったのである。
畢竟、山猫合奏団のブログは開店休業、練習報告はこのM.A.P.after5で、「今日は山猫合奏団の練習だった」みたいな一言で済ませることと相成った。
まあ、それはそれでよしとしよう。そこでM.A.P.after5の「山猫合奏団」のサブカテゴリに、さらに「2011しんゆり芸術祭」という分類を作ってみることにした。
⇒http://lince.jp/hito/mapinfo/yamaneko/2011art
でも、これで全てというわけではない。今回は高山正樹はずいぶんと練習を欠席したので、練習回数はさらに多いのである。
そして、その成果が明日出る。
夜7時。新百合ヶ丘へ。
昭和音大北校舎第一スタジオ改めスタジオ・リリエ。
本番前日のリハーサルである。
古本大志クンはアコーディオンも弾くのだぞい。
稲垣護さんはスケジュールの関係で欠席。明日の本番前、Bassメインの部分のみをアタる予定。
⇒この日のことについての白石准のブログ記事
今回、全員揃っての練習というのはほとんどなかった。そのくらい忙しい連中と仕事ができることを喜びとしよう。本番で初めて全員揃って通すという芝居ではありえない緊迫感、それが却って本番を良くする要素になると信じている。
※この日の深夜、僕は明日会場に来てくださるお客様に向けて、一通のメッセージを書きました。
山猫合奏団をプロデュースする高山正樹より
【今日おいでくださった皆様へのご挨拶】
天気予報では今日は雨模様。そんな日なのに、われわれ山猫合奏団の公演に足をお運びくださり、ほんとうにありがとうございました。心より感謝申し上げる次第です。
“オツベルと象”をしんゆり芸術祭2011で上演することを決めたのは、去年のことでした。
しかし東北大震災が起こりました。このまま上演してよいのだろうか、プロデューサーとして、実は悩みました。公演そのものを自粛しようかと考えたわけではありません。はたして、演目は“オツベルと象”でいいのだろうか……。
“オツベルと象”には、こんなくだりがあります。
「小さな木などは根こぎになり、藪や何かもめちゃめちゃだ。グワアグワア、グワアグワア」
「その時はちょうど一時半、オツベルは皮の寝台の上でひるねのさかりで、烏の夢を見ていたもんだ。あまり大きな音なので、オツベルの家の百姓どもが、門から少し外へ出て、小手をかざして向うを見た。林のような象だろう。汽車より早くやってくる。さあ、まるっきり、血の気も失せてかけ込んで、『旦那あ、象です。押し寄せやした。旦那あ、象です。』と声をかぎりに叫んだもんだ」
「間もなく地面はぐらぐらとゆられ、そこらはばしゃばしゃくらくなり、象はやしきをとりまいた」……
こんな場面を、我々は何のこだわりもなく表現することができるのだろうか、お客様方は、心穏やかに聞いていてくださるだろうか……
でも、ここひと月以上、メンバーと合わせを重ねていくうちに、少しづつ違う新たな思いが起こってきました。
先の喧騒の場面に続いて、こんな言葉が語られます。
「グララアガア、グララアガア、その恐ろしいさわぎの中から、
今助けるから安心しろよ
やさしい声もきこえてくる」
「サンタマリア……」
“オツベルと象”という物語の中に、限りなく深い祈りの心を見つけました。そして僕は、今日の公演で、ひそやかに未来に向けて祈ろうと決心をしたのです。
今日の僕は“オツベルと象”こそ、今やるべき作品なのだと思っています。たとえそれが、独りよがりな思いだとしても。
《それから宣伝をさせてください》
来る5月6日から8日まで、やはりしんゆり芸術祭2011に参加している川崎の市民劇「枡形城 落日の舞い」に、琵琶法師の役で出演しています。会場は多摩市民会館です。(5月20日21日にも、川崎市教育文化会館で上演されます。)
琵琶法師が語る物語は「平家物語」が有名ですが、それはなぜ生まれたのか。
平家が壇ノ浦で滅んだすぐ後、京都で大地震が起こります。その原因は平家の怨霊の崇りだと噂されるようになります。時の権力者にとって、平家の崇りを鎮めることが重大事となったのです。その役目を任されたのが琵琶法師でした。
また庶民の間では地霊をなだめることが琵琶法師の仕事でした。当時の人々は、土地に鍬を入れることさえ土地を傷つけることだと考えていたのです。
「枡形城 落日の舞い」は、鎌倉時代に多摩丘陵に城を構え、農民たちを大切にしていた稲毛三郎重成の物語りですが、僕はその舞台で琵琶を弾きます。そして、やはりひそかに、僕は琵琶を奏でながら、未来に向けて祈ろうと思っているのです。
もし、よろしければ、本日の会場でもチケットを販売しておりますので、お買い求めくださいますよう、ご案内申し上げます。
この時期に、この二つの舞台に立つことを、運命のように思っています。
※メッセージの前半部分は、山猫合奏団の記事にも追記しました。
⇒http://lince.jp/lince/topics/otuberu…
山猫合奏団をプロデュースする高山正樹より
【今日おいでくださった皆様へのご挨拶】
天気予報では今日は雨模様。そんな日なのに、われわれ山猫合奏団の公演に足をお運びくださり、ほんとうにありがとうございました。心より感謝申し上げる次第です。
“オツベルと象”をしんゆり芸術祭2011で上演することを決めたのは、去年のことでした。
しかし東北大震災が起こりました。このまま上演してよいのだろうか、プロデューサーとして、実は悩みました。公演そのものを自粛しようかと考えたわけではありません。はたして、演目は“オツベルと象”でいいのだろうか……。
“オツベルと象”には、こんなくだりがあります。
「小さな木などは根こぎになり、藪や何かもめちゃめちゃだ。グワアグワア、グワアグワア」
「その時はちょうど一時半、オツベルは皮の寝台の上でひるねのさかりで、烏の夢を見ていたもんだ。あまり大きな音なので、オツベルの家の百姓どもが、門から少し外へ出て、小手をかざして向うを見た。林のような象だろう。汽車より早くやってくる。さあ、まるっきり、血の気も失せてかけ込んで、『旦那あ、象です。押し寄せやした。旦那あ、象です。』と声をかぎりに叫んだもんだ」
「間もなく地面はぐらぐらとゆられ、そこらはばしゃばしゃくらくなり、象はやしきをとりまいた」……
こんな場面を、我々は何のこだわりもなく表現することができるのだろうか、お客様方は、心穏やかに聞いていてくださるだろうか……
でも、ここひと月以上、メンバーと合わせを重ねていくうちに、少しづつ違う新たな思いが起こってきました。
先の喧騒の場面に続いて、こんな言葉が語られます。
「グララアガア、グララアガア、その恐ろしいさわぎの中から、
今助けるから安心しろよ
やさしい声もきこえてくる」
「サンタマリア……」
“オツベルと象”という物語の中に、限りなく深い祈りの心を見つけました。そして僕は、今日の公演で、ひそやかに未来に向けて祈ろうと決心をしたのです。
今日の僕は“オツベルと象”こそ、今やるべき作品なのだと思っています。たとえそれが、独りよがりな思いだとしても。
《それから宣伝をさせてください》
来る5月6日から8日まで、やはりしんゆり芸術祭2011に参加している川崎の市民劇「枡形城 落日の舞い」に、琵琶法師の役で出演しています。会場は多摩市民会館です。(5月20日21日にも、川崎市教育文化会館で上演されます。)
琵琶法師が語る物語は「平家物語」が有名ですが、それはなぜ生まれたのか。
平家が壇ノ浦で滅んだすぐ後、京都で大地震が起こります。その原因は平家の怨霊の崇りだと噂されるようになります。時の権力者にとって、平家の崇りを鎮めることが重大事となったのです。その役目を任されたのが琵琶法師でした。
また庶民の間では地霊をなだめることが琵琶法師の仕事でした。当時の人々は、土地に鍬を入れることさえ土地を傷つけることだと考えていたのです。
「枡形城 落日の舞い」は、鎌倉時代に多摩丘陵に城を構え、農民たちを大切にしていた稲毛三郎重成の物語りですが、僕はその舞台で琵琶を弾きます。そして、やはりひそかに、僕は琵琶を奏でながら、未来に向けて祈ろうと思っているのです。
もし、よろしければ、本日の会場でもチケットを販売しておりますので、お買い求めくださいますよう、ご案内申し上げます。
この時期に、この二つの舞台に立つことを、運命のように思っています。
※メッセージの前半部分は、山猫合奏団の記事にも追記しました。
⇒http://lince.jp/lince/topics/otuberu…
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tag: 渡邉禎史 「枡形城落日の舞い」 山猫合奏団
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