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四十九日でした

あらためて……
《10月9日(日)》
大震災から212日目……
「食べる?」
「なに」
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「“沖縄産黒糖かりんとう”ねえ……」
娘は、父親が“沖縄”と“セブンイレブン”のカテゴリのあるブログを書いているなど知る由もなく。

途中、海ほたるに寄る。皆は買い物しているが、父は一人離れて計測に勤しむ。
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やはり“RADEX”は“DoseRAE2”より高い数値を示す。そして揺れる。揺れること自体はきちんと放射線に反応している証拠なので悪いことではないという人がいるが、どうなんだろう。 また“RADEX”は比較的高い数値を出すという情報は結構目に付く。そして誰もそのことによって評価を下げるような人もいないようだ。

“RADEX”はガイガーカウンター。α線は検知しないが、β線には反応する機種。だから購入したのだが、それをどのようにγ線と同列のSvに換算しているのか、そこがよく分からない。高めの数値の原因はβ線も拾うからだということも聞くが、それもよく分からない。
“DoseRAE2”はシンチレーション式なのでγ線しか拾わない。だからこそ正確で空間線量を測定するのに向いているということ。
ガイガーカウンターとシンチの違いについては、後日追記しよう。

ともかく、何物にも近づけず測って昨日と同じような比率の差が出たということは、β線を放出する放射性物質そのものが影響して“RADEX”の数値を高くしているわけではなさそうだ、ということ。(まあ、今この空気の中にそいつらが浮遊していたり、僕自身の手が汚染されていたりしていれば話は別だが。)初心者の実験は一歩一歩である。

下の階の駐車場で測ってみた。
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測ってガイガー!というサイトで、6月27日に“HORIBA PA-1000Radi”という政府公認の機種で計測した方がある。
 ⇒http://hakatte.jp/spot/2384/
屋外の地表1m(屋外デッキ「幸せの鐘」の付近)で0.04μSv/h、西端のカッターモニュメントの付近では0.094μSv/hであったという。ここでも、この程度の線量では“DoseRAE2”と堀場製作所の“Radi”が近い値を示すというデータが得られた。
 ⇒http://lince.jp/hito/senryoukei.html…
 ⇒http://lince.jp/hito/senryoukei2…
※“Radi”は意図的に低い線量を示ようにプログラム変更された可能性があるとか。まあ、めったなことは言えないが、“Radi”に近い数値を出す“DoseRAE2”が、地方の行政でよく採用されていることも事実である。

はたして、“RADEX”が高いのか。“DoseRAE2”が低いのか。

予想よりもだいぶ早く着いた。
そこで道の駅に寄って時間を潰すことにした。館山のちょっと北である。
たいへんな賑わいである。
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誰も放射能なんて気にしていない。うちのばあさんはイチジクを買い込んだ。
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最近話題の早川由紀夫氏のマップも……
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文部科学省の航空機モニタリングでも……
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どうやらこのあたりの土壌は問題なさそうなので、これでいいのかもしれない、とも思う。
しかし、海産物はどうなんだろう。
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全部調査しろというのは簡単だが、こういうところまで全てとなると、とてもじゃないが無理だという気がする。だが、黒か白かではない方法が(あるいは意識が)きっとあるのではないか。

僕は表に出て、ベンチに座って線量を測り始めた。
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0.09μSv/hと0.08μSv/h……、決して低くはない。なんだか孤独な気分なのである。

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親父を、ここに置いていく。

四十九日の話は後日。

夜、書斎にて。
また暫らく線量計を眺めていた。
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“DoseRAE2”は0.10か0.11と安定しているが、“Radiは”0.11から0.20まで、相変わらず暴れている。平均0.13~0.14といったところか。いったい、この部屋には何がいるんだ!
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tag: あちこち測る 

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