高江のために何か、と、悶々と考えている

大震災から544日目……

日が変わった……
僕のツイートは依然傾いたままである。

gajumui

5年ほど前、高江でオスプレイと同じようにまことしやかに語られていたのが枯葉剤。その後色々と明るみに出てきたが、問題はやんばるの森での枯葉剤を使った訓練。それが今じわじわ地下水を汚染し始め、動物たちの奇形として現れはじめているという報告。やがて飲み水に…、どなたか情報ください。
09-06 00:06

 ⇒(2010年7月17日)枯葉剤の噂について触れた記事
何人かの方々がリツイートしてくださったが、返事はどこからも来なかった。

関東で活動する「ゆんたく高江」のツイッターから流れてきた呟き……
「県知事、東村村長に工事即時中止・建設反対表明を要請して下さい」
ふと考えた。高江で進められているヘリパッドの工事は、どこが認可しているのか。防衛施設局か。県や村が拒否しても工事は法的に可能なのか。そんなことも僕は知らずにいる。そこで返信をしてみた。

教えてください。県知事と東村村長は、工事を承認しているということなのでしょうか。あるいは黙認?彼らのどちらかが拒否すれば、工事は止まるのですか。
09-06 08:23


すると次のような回答を下さった。
「受け入れざるを得ず容認という立場なのでは。拒否であれば止まりやすいと思います。ただ根本的に工事を押し付けているのは東京をはじめとした私たちであり、ここでの行動(私たちの場所で高江を伝えること、今週末の国会包囲など)が私たちには最も必要だと思い普段は行動しています」
残念ながら期待した回答は返ってこなかった。しかしこちらの問いが悪い。「どこが発注しどこが認可しているのか」と質問すればよかった。だがそれなら「ゆんたく高江」に聞かずとも調べられるはずではないか。そこで東村の役場(0980-43-2201)に電話をして聞いてみることにした。
無愛想な男性の答えを要約すればこうである。
「発注しているのは防衛施設局。工事の規模によっては県の認可がいるかもしれないが、すくなくとも東村には何の権限もない」
ならばと沖縄県知事公室に聞くことにした。答えは……
「高江のヘリパッド建設地は国有地で、都市計画地域でもなく、環境アセスメントも必要ない基準のため、国の判断だけで何でも出来る。ただ国が自主的にアセスメントを出してそれに基づいてやっているはず」

「なるほど、例の悪名高き自主アセスメントですね」そう僕が答えると、東村よりは遥かに丁寧な応対をしてくれた男性の「はあ」と言った声は、明らかに苦しい笑い声だった。
要するに「ゆんたく高江」さんの回答どおりだったということである。

「いいですか、環境アセスというのはですね…」
ここからは、先日の「私の村から戦争が始まる」での僕(沖縄大学の桜井国俊教授)の台詞。
「…大規模な建設事業をするまえに、その施設が作られたら、自然環境や動物にどういう影響を与えるかというのを調査したものです。それが環境アセスメントというものですね。ところが、高江のヘリパットに関しては、県の定めた条例にのっとったアセスは不要だと、国が判断している」。
高橋長英さん(イサさん)の台詞「国が挙げている『適応外』の理由は、滑走路、駐機場、誘導灯がない、直径45mで環境への影響は大きくない、といったものなんですが」
(桜井教授)「『滑走路の長さが30メートル以上』の陸上へリポートは県のアセス条例の対象だと定められているはずなのに、おかしな話です。一応国が自主的に調査しましたよという自主アセスメントを出してきましたが、話にならないずさんなものです。直径75メートルのヘリパッドを作ると書いてあっても、どのように使うのか触れておらず、ヘリパッドのできた後の飛行ルート、使用する機種、騒音等、記されていません」
(脚本:清水弥生)

さらに「ゆんたく高江さん」から返信の続きが届いた。
「非戦を選ぶ演劇人の会の東京公演、ありがとうございました。ここ数日のように連日工事が強行される状況になると、落ち着いて新たにイベントを作ることが難しく、すぐに取り組めそうな抗議や要請の呼びかけになってる状況です。皆で試行錯誤しています。今後ともよろしくお願いします」

「よろしく」…、はたして、いったい僕に何が出来るのか。

【以下、高江の動画まで追記】

こちらこそ。狛江市で極小さな規模ですが、上映会などを企画しています。お借りできる映像資料などありませんでしょうか。
09-06 21:11

すると…
「お貸しできる映像資料の用意はないのですが『やんばるからのメッセージ 10分版』が一番分かりやすいです。その後を20分ほどに都度まとめたDVDもイベント時に2種販売しています。先日のQABのドキュメント(24分)も良いです」
少し拍子抜けではあるが、せっっかくなのでその「10分版」を貼り付けておく。

【以上追記終わり】

せめて考える事をやめてしまったかのように見える人たちに、嫌がられても高江の話、頑張って伝え続けよう。どうやらそれしかないと思う。

頑張ったといえば、高江の座り込みの人たちがこれまで頑張ってきたから、工事がなかなか進まず、下請けの建設会社がいくつも潰れたのだと聞いた。僕に真偽は分からない。元請けは本土の大手、下請けは地元の建設会社。いったいどういう契約だったのか。
現在は下地幹郎議員の一族の会社が工事を請け負っている。以前は作業員と座り込みの人との間に、ウチナンチュ同士の微笑ましき会話もあったらしいのだが、今はそうした交流は消えた。作業員はマシーンになった。
「下地幹郎は沖縄の恥だという人がたくさんいる」
その話を勉強会で聞いていた二兎社の永井愛は「騙された」と言って怒った。

【coffee breakしましょうよ…】
 2012年のゴーヤー

(※宇夫方路女史とのツイッターでのやり取り)

宇夫方「事務所のゴーヤーも、それなりの大きさになってきた。かわいい!」

「かわいい」なんて言うと、途端に奴は黄色くなって赤くなってフニャフニャになるから、そうなる前に早いところ食っちゃわないと。
09-06 09:36

宇夫方「今日は第3木曜日、厚木のサティの中にあるカルチャーで午後3時から琉球舞踊教室です。でも来月から、第2第4月曜日の午後1時からに変わります。お近くの方、是非」

ブログでも告知したら如何?
09-06 10:02

宇夫方「はい!でも地図で手一杯・・・ 」
……

平日の昼間、事務所を空にするわけにはいかない。高江について、いくら思いを馳せても、世間様はそれを仕事とは認めない。さて、留守番は仕事か否か。

14:25、事務所外の線量……
0.05μSv/h(DoseRAE2,RADEXは参考)
12年9月6日の事務所外の空間線量

「沖縄県民は米軍基地とかオスプレイとかほとんど気にしていない」というツイートが流れてきた。しばし様々な場面を思い起こしていた。物言わぬ人々…、「気にしていない…」、そうじゃない、まるで「作物を出荷する農家のほとんどが放射能を気にしていない」というような意見に似ていて…、きっと何かを取りこぼしている。
09-06 14:29

流れてきたツイートは「沖縄県民にとって基地問題の重要性は低い。毎回バカ左翼が動員されマスゴミが報道するだけ。もし県民の多くが本気で反基地なら県議投票率が、過去最低の52%とか、自民が強いとか、下地幹郎が国会議員とか、伊波洋一さんが負けるとかありえない…」と続く。永井愛女史ならどう反応するか。
僕はふたつのエピソードを思い出した。

エピソードその1:義母のこと「涙が出たさあ。なんにもできない自分が恥ずかしかったさあ」 http://t.co/aBUak7mo
09-06 15:01

エピソードその2:今年(2011年8月)も高江に行ってきた《少し言い過ぎることを許してください》 http://t.co/han1hhqf
09-06 15:04



こんな動画を見つけた。

20120801 オスプレイ配備強行 日米が隠す真実とは

PCの前に一日座っていれば、こんなもの隠された真実でもなんでもない。しかし、仕事に追われればそうはいかない。追われていなくても、一回こっきりの自分の人生、楽しもうと思えば、多くを知らずに通り過ぎる。だからこそ大手メディアの報道が重要なのだろうけれど、あれだけ下らぬ番組に時間と労力を費やしていれば、都合の悪い真実はたとえ隠すつもりがないとしても隠れてしまう。

この動画をFacebookで紹介してみた。
添えたコメントは……
「あと何回くらい政権が変わると、日本は変わるんだろう。それまでに、フクイチか、どっかの原発がどうにかならなきゃいいけれど」
しかし……

事務所にひとり。主な仕事は留守番という情けなさ。ついツイッター開いて情報収集。Facebookに動画を一個放り込んでみたが、古き友たちはやっぱりほぼ反応無し。分かっちゃいたが、なんだか虚しくなって、ツイッターでのフォローは200人以下という自ら決めた戒めを破っちまった。
09-06 18:14


間もなく、宇夫方女史が戻ってくるだろう。彼女もまた、僕が伝えなければ知る機会を持たぬ「良き人」である。

今日はもうひとつ書きたいことがある。しかし少し長くなった。記事をあらためたい。
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tag: 沖縄_戦争・基地など.高江  喜多見_MAP事務所の線量  地図の仕事 

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