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藤木勇人氏と高円寺でよさこいを見つめながら…

藤木氏とシーサー玉城は、「星の息子」を観る前に昼飯を食おうと待ち合わせしていたらしい。しかしその約束の時間に藤木氏が50分遅れて飯を食い損なった。
「沖縄タイム?」
「いや、仕事には絶対遅れない。遅れるのは絶対いかん」
藤木勇人らしい話である。

藤木氏はこのあと7時から抱瓶で打ち合わせ、その前に…
「飯でも食っていきませんか」
…ということになった。
シーサー玉城は今晩もライブがある。でも6時に出れば間に合うというし、実は僕らも狛江の方でちょっとした会議の予定があったのだが、仕事というほどのものでなし、ちょっと出られなくなりましたと先方に電話を入れた。

「みんな生ビール?じゃあ生よっつ。それから?焼き鳥?」
「豚のかば焼きって何ね。ブタ?カバ?」
シーサー玉城は天才なのかもしれない。

「あたしは歌手よ」
「お前は自分のこと、わかってない」
彼女と比嘉モエル君を組ませて漫才をやらせた仕掛け人は藤木勇人氏である。
「でも年に1~2回、かりゆし寄席の時しかやらない、もっとやればいいのに」
その“かりゆし寄席”も10回という節目を迎えて発展的に幕を閉じた。でも形を変えて、さっき芝居を観てきた座・高円寺で復活するのだという。もちろん企画は藤木さん。

さて、その先の話は…

比嘉モエルのこと
秋葉シーサーズのこと
スリムクラブのこと
ダウンタウンのこと
それから、朗読劇「私の村から戦争が始まる」の沖縄公演実現までの経緯などなど。

ネットで話せないような話では決してないが、10年くらい経った時、昔話として話したほうが楽しい話。

「5時過ぎたよ」
「あいや遅刻。もう一杯」
シーサー玉城は絶対芸人向きだ。

ほい!記念撮影。
高円寺にて

5時20分。
シーサー玉城はキャリーバック引っ張って、マスクしてまだ明るい街へ消えたのだった。
シーサー玉城出発

話せることもいっぱいあるわけで。
例えば藤木勇人の師匠、立川志の輔は劇団昴劇団昴の養成所にいたとか、役者に向いていないと談志に入門したとか、かつて宇夫方路がいた劇団に志の輔が出演した事があるとか。
しゃもじのたーにーは才能があるとか。

そうだ。話せることじゃなくて話したい事がある。それは沖縄の若い役者たちのこと。でもそれはまず僕が「私の村から~」の沖縄公演についてブログに書いてからだね。弱ったもんだ。しばし待たれよって、誰も待っちゃいないだろうけど。

それからもうひとつ。
ちょうど来週の水曜日。池袋の“みやらび”で、藤木さんは山之口獏の噺をするという。おっとそいつは行きたい。みやらびにも顔を出さなきゃいけないと思っていたのでちょうどいい。
「でも高いよ、6000円。無理しなくていいですよ」
そっか、さて、どうしようか。まあ考えとこう。

6時半。
お腹いっぱい。もう暗くなってきた。
「これが信じられない。沖縄ならまだまだ明るいよ」
と、駅前の広場で、阿波踊りをやっていた。
阿波踊り

7時にはまだ少し間があるから…
手前に宇夫方路と向こうに藤木勇人
「すごいねえ…」
「うん…」「ショーになってるね…」
「エイサーは、考えんといかん…」
おっと、少し先走ってしまった。これについては、沖縄の若い俳優たちのことを語ってからにしましょうね。

では、またひとつ前の記事にお戻りくださいませ。

【追伸:次の日の宇夫方路の呟き】
ubukatamichi

狛江の公民館の会議があったんですが、つい飲んじゃって、会議の方は欠席しちゃいました。で、シーサー玉城ちゃんが町田まで行くというので、途中まで一緒にって言ってたのに、飲み足りなかったから、ひとりで行ってって、ああ、私って酷い? http://t.co/eVLuMfbA
11-29 12:51

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tag: 藤木勇人  シーサー玉城  山之口貘 

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