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「IVAW 明日へのあゆみ」+「ポスターガール」

二本立てです!
二本立て


【POSTER GIRL ポスターガール】
ドキュメンタリー(38分/2011年)
監督:サラ・ネッソン

第83回アカデミー賞ドキュメンタリー短編賞ノミネート

一日18人の帰還兵が自殺しているアメリカ社会
その病弊に切り込んだ意欲作

ポスターガール

元女性機関銃手ロビン・マレー。タイトル『ポスターガール』は、彼女が雑誌『アーミー』2005年8月号の表紙を飾ったところからとられた。

軍人一家に生まれ、高校時代はチアーリーダーとして花形だったロビン。
ロビンは、イラク民主化の使命に燃えていた。だが、『人道的救援』を信じてイラクの地を踏んだ時、彼女を待っていたのは、常に狙撃の標的となる機関銃手だつた。帰国したわが子を見て母親は言葉を失う。苦悩する娘の姿。彼女の心の中では、なおも戦争(PTSD)が続いていた。
やがて彼女は、兵士だった自分と向き合い、戦場の真実を語る道を歩みだす。
一人の女性兵士の、人間再生の道を追った、新鋭女性監督の注目の作品である。

※当作品は、大変にテンポが速く、字幕を追っていると画面をじっくり見ているヒマがない!さあどうしよう。配給会社のマブイ・シネコープさんもそのことは十分認識していて、頑張って字幕を短くしているのだけれど精一杯という御見解。何かよい方法はないものか、そうだ!生で台詞を入れてみたらどうだろうか。うん、そりゃおもしろいかもしれない。
ということで、マブイ・シネコープさん全面協力のもと、ついに、劇団昴の女優さん2人にお願いし、そこにM.A.P.の高山正樹が加わって、なんと3人の俳優による生吹き替えという、実に贅沢で実験的な上映会になりました。
ロビン・マレー役に舞山裕子、ロビンの母親その他の女性を石井ゆき、オマケの男性登場人物を高山正樹が、という布陣でお送りします。


舞山裕子高山正樹石井ゆき高山正樹
舞山裕子と高山正樹 石井ゆきと高山正樹


【IVAW 明日へのあゆみ】
ドキュメンタリー(36分/2011年)
監督:木村 修

どのマスコミも報道しない、アメリカの新しい闘いのうねり
反戦イラク帰還兵たちの、新しい世界への呼びかけ

IVAW明日へのあゆみ

舞台はアメリカ最北部ウィスコンシン州の州都マディソン。
州兵に応募したばかりに、イラクで銃を構えることになったアーロン・ヒューズ。
「許しを請うのではなく責任をとりたい・・・」

イラク戦争を世界に向けて告発した『冬の兵士』証言集会で一躍注目をあびた反戦イラク帰還兵士の会。その代表として占領下のイラクの地を踏んだ元州兵アーロン・ヒューズは、イラクへの誓いを胸に今どう生きようとしているのか。戦争の虚偽を見抜いた青年の眼は、アメリカ内部の不正義に向けられる。

元一米軍兵士を追った注目作。

【上映日時】
1)6月25日10:00~
※6月25日は他に10時から「飯館村 第一章」、19時から「血風ロック」がございます。是非併せてご覧ください。
2)6月26日14:00~
※6月26日は他に10時から「あしたが消える」、19時から「イエロー・ケーキ」、17時からリック・タナカ「エネルギーの話」(無料企画)がございます。是非併せてご覧ください。
(※両回とも、上映後「明日へのあゆみ」の木村修監督のトークあり)
 ⇒喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト
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tag: 劇団昴  舞山裕子  石井ゆき 

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