「ゆんたんざ沖縄」

ドキュメンタリー(110分/1987年)
監督:西山正啓

日本の戦後を問う「ゆんたんざ(読谷山)」の若者たち
ゆんたんざ
沖縄戦で、米軍が沖縄本島で最初に上陸した地が読谷村であった。そこで起きたチビチリガマ強制集団死を調査して世に明らかにした知花昌一氏が、彫刻家金城実さんと協働で取り組んだ「チビチリガマ世代を結ぶ平和の像」製作過程と、沖縄海邦国体を前にして、「日の丸」「君が代」の強制に揺れる読谷校の卒業式を、西山監督が1986年から沖縄読谷村に滞在して記録したドキュメンタリーの傑作。

当時、ドキュメンタリー映画としては空前のヒットであった。
この映画が世に投げかけた問い、しかし40年近く経った現在も、日本人はその問いに答えることができていない。それどころか、今まさに、あらためて問われている現在の課題であるように思われる。


第一会場(M.A.P.)
上映日時:1月31日(土)15:40~
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料金:1200円(割引チケットあり)
ご予約は…
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またはM.A.P.まで直接お電話にて、お問い合わせもこちら:03-3489-2246

読谷山
(C)1987 SIGLO

以下、制作会社「シグロ」から届いた広告文より…

シグロ第一回作品。
日本であって日本でない島々
沖縄。近世以来、国家と国家との争いにまきこまれ、日本であって日本でない歴史を刻んできた島々。過去の戦争と現在の平和を沖縄の人びとがどう考 えているかを如実に示すさまざまな話が映画の中で交錯する。沖縄の大きな流れは戦後38年たって84人の集団自決が明らかになった読谷村のチビチリガマ (ガマは濠の意)に平和の像を作ってゆくきっかけになった。
日の丸への抵抗
「復帰」後の現在も日本の米軍基地の35%が沖縄に集中している。太平洋地域で最大といわれる嘉手納空軍基地の隣の読谷村は、総面積の48%が米 軍基地で、日常の中に戦争が同居しているといってよい。像の制作の中心を担うのは沖縄・浜比嘉島出身の彫刻家・金城実さん。遺族の人たち、小学生もしっく い塗りや成型に参加し、像は次第に形になってゆく。
折しも沖縄で初めて国体が開催されることとなり、日の丸問題が表面化する。「日の丸」掲揚が 行政指導で強制され、教師や生徒の反対の動きが紹介される。圧巻はひとりの女子高生の抵抗だ。日の丸掲揚を卒業式で断行されようとしたため、むしりとった のだ。「卒業できなくてよいのか」と説得にあたる教師に「いやです!」「誰が賛成しましたか」と泣いて訴える。その友人もいっしょに教師に抗議する。つい に彼女は泣きながら走り出し、日の丸を下水で汚し校庭に投げ捨てる。この動きはカメラも追いきれないほどの強烈さがある。
祈り
4月2日、平和の像は完成する。84人の法要が行われる。「子や孫は今日を自決の日と思います。今日を一番良い日と思い込んで下さい」と祈りの言葉が捧げられる。その霊前では供物の傍ら、日の丸が静かに燃やされていた。



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