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「ハルメリ」千秋楽と打ち上げ

gajumui

俳優の「俳」は人に非ず。「人」とは自分の異名か。しかし「自分」などいくら探しても見つからない。西洋演劇の俳優術は、「無垢な自己」が存在するという勘違いの上に成り立っている。だが、と、僕は考える。「人」を規定しようとする何者かに抗い、逃げ続けること、それが「人に非ず」の本意だと。
03-27 09:05

役者であるなら、河原者であり続けたいと思っていた。でも、オノレはたとえ春でも野宿の出来ない老人になってしまった。河原者とは省かれしモノ。愛されている若者たちには、いったい誰が本当のトリックスターであったのか、瞑目し、独り考えて欲しい。「瞑目」とはまた、安らかに死ぬことでもある。
03-27 09:26

少しばかり光に当たりすぎて、細胞が困惑している。ここは河原者の棲家ではないと、だからあと数時間で、また朧の霞の中に消え去ろうと思う。そうして、闇でこだまする苦悶の目を追うために耳を澄ますことにしよう。またもがくのだろうが、なんだかひどく懐かしい。(暫く主語のない呟きを呟く…)
03-27 09:50

午後4時頃ではなく、ましてや今夜遅くでもなく、どうやら始まっているらしいのだ。もう、遠くを見ている。
03-27 09:54


千秋楽

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