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南灯寮の件について


【Facebookへの投稿】

思うところあって通常のTLにて。

沖縄読谷の彫刻家金城実氏の作品展が各地で開かれています。丸木美術館(ただ今開催中)を皮切りに、6月まで続きますが、その最後を、ウチ(M.A.P.)で受け持たさせていただくことが決まりました。
M.A.P.での日程は、当初の三日間の予定を1日前倒しにして、11日の木曜日から14日日曜日まで、四日間の開催としました。

また、M.A.P.では、元沖縄タイムスの報道カメラマン、大城弘明さんの写真展とのコラボも検討中です。

この度、その会場として、喜多見にある沖縄の学生寮、南灯寮での開催を模索してきました。たくさんの沖縄の名士が過ごした歴史ある寮で、金城実氏も寮生でした。寮の佇まい、南国の趣のある庭などは、金城実さんの彫刻ととても似合います。実さんも、この思い出の場所にご自分の彫刻が飾られるのを、とても楽しみにされていたようです。

しかしながら先ほど、寮を管理する沖縄の財団より、彫刻展の開催は許可できない旨のご連絡をいただきました。

もとより学生の本分は勉学です。南灯寮は沖縄から遠く離れて生活する学生の経済的負担を軽減する目的の施設であり、建物の所有者は沖縄県、そこから財団があくまで寮として借りているので、その賃貸契約の問題もあって、なかなか難しかったと推察されます。

ただ、もし学生の自主的な意志により、学生主催で行うのならば可能性もあったようです。

沖縄に関して活動してきた我々は、これまで、ご近所のよしみ、南灯寮の寮生のみなさんたちと、色々交流したいと努力してきました。何年か前にはアルバイトに来てくれていた学生さんも何人かいました。しかし、南灯寮は、基本的に1、2年生限定の寮なので(稀に5年くらいいる主もいますが)、3年生になれば寮を退出しなければならず、なかなか継続的な関係を作ることができないママ、現在に到っています。

また、若い彼らとすれば、東京での生活を謳歌したいのに、東京に来てまでまた沖縄?という気分もあるのだろうと、寮監さんはおっしゃられていました。
(寮監さんもまた比較的短期間で変わられてしまいます。)

彫刻展の日程が間近ということもあり、今回は南灯寮を会場としての開催は断念せざるを得ませんが、まだまだ会場を探しています。見つからなくても、我々の事務所で開催することは決まっています。会場がどうなるかにもよりますが、著名なゲストをおよびしての様々なイベントも検討中です。

南灯寮に関係のある皆様、ご出身の方々、もしこの投稿を目にされるようなことがありましたならば、南灯寮の近くでの金城実彫刻展に、是非とも足をお運び頂けますことを、切に切に願っております。
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