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「飯館村の母ちゃんたち」中間報告ダイジェスト版!

いつ収束するのか先が見えない…
だからこの映画がいつ完成するのか目途も立たない…
ならば未完成でも、中間報告をしなければと…


未完成ドキュメンタリー(34分/2013年)
監督:古居みずえ
原発事故で全村避難となり
村を離れざるを得なかった飯舘村の母ちゃんたちの
人生をつらく悲しいながらも
たくましく生きる姿を描く

飯館村の母ちゃんたち
(C)古居みずえ

私が飯舘村に入ったその日見たものは、牛飼いの母ちゃんたちが自分で育ててきた牛を泣きながら手放す姿だった。家族の一員の牛たちが屠畜に出された。私の撮影はその日から始まった。
出会ったのは長谷川花子さん、中島信子さん、35年間も牛との生活を続けて来た。
牛たちがトラックに乗せられたとき、「ごめんね。どうもありがとう」母ちゃんたちは繰り返した。
「その日から人生の糸がぷっつりと切れてしまった」中島信子さんは中学の時から牛の仕事を続けて来た。牛が生きがいだった。

飯舘村の母ちゃんたちが避難した仮設住宅で菅野榮子さんと芳子さんに出会った。栄子さんたちは飯舘村で佐須みそと凍み餅を作ってきた。原発事故で自給自足に近い生活もなくなってしまった。榮子さんたちはなんとか飯舘村の食文化を残そうとする。次世代に繋いでいくことで、いつか故郷が再生するときに飯舘村は残ると考えている。
仮設住宅でそれぞれ一人暮らしをしている榮子さんと芳子さん、「立ち上がっては挫折し、立ち上がっては挫折し、でも生き抜いてやる」と今日もソウラン節を歌いながら佐須の味噌を作る。
(古居みずえ)

【上映日時】
1)6月2日(月)10:30~
2)6月5日(木)16:00~


 喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α オフィシャルサイト

6月2日の上映後は古居みずえ監督のトーク
6月5日「福島原発事故と甲状腺がん」との二本立て上映
《6月2日のプログラム》
 ●10:30 「飯館村の母ちゃんたち」+古居みずえ監督トーク
 ●13:00 「ぼくたちは見た」+古居みずえ監督トーク
 ●16:00 「自由と壁とヒップポップ」+ゲスト:池田洋平
 ●19:00 「ゆきゆきて、神軍」

《6月5日のプログラム》
 ●10:30 「徐葆光が見た琉球」+琉球舞踊ショー
 ●13:00 「アメリカ帰還兵 イラクに誓う」
      「反戦イラク帰還兵 普天間に呼びかける」+監督トーク
 ●16:00 「飯館村の母ちゃんたち」
      「福島原発事故と甲状腺がん」+木村修監督トーク
 ●19:00 「んで、全部海さ流した」+中川五郎ライブ

回数券(知人との共用も可)がお得です。(3回券3000円など)
 ※チケット購入はコリッチで…
  ⇒http://kitamitokomae-artfes.com/ticket.html
 ※お電話でも受け付けております。
   03-3489-2246(M.A.P.)
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