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いまさら聞けない「シベリア超特急」の基礎知識

第三回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α ライブプログラム3

そもそも何故「シベリア超特急」は創られることになったのか…
…そんなこと僕は知りません。でもね、もともと喜多見と狛江の小さな映画祭は、「この世の中知らないことがいっぱいあるから、まずは知ることから始めよう」というのがコンセプト。ということは、「シベリア超特急」って意外にこの映画祭にピッタリ?な~んちゃって…

「シベ超」にはなかなかコアなファンがいらっしゃるようですが、一般的にどうなのかと言われれば、??ではあります。
しかし、考えてみれば「沖縄」も同じ。もしかすると「平和」とか「憲法」とかも、さらには「安倍晋三」も…。
こうして僕の妄想は広がってゆく…

コアなファン(オタクと言ってもいい)が群がるところには、「普通の人」にはなかなか理解できない貴重な何かがあるのかもしれない。
周りが笑っていると、何がおかしいのか分からないまま、なんだかとっても楽しくなってくる。そしてついには、これっておもしろいんだ!と勘違いする。そんな経験、誰もが持ってるんじゃないでしょうか。
実はですよ、生涯楽しめるモノを獲得するきっかけが「勘違い」にある、「勘違い」こそが甘美でコアな世界の入り口なのかもしれません。あら、もしかして恋もいっしょ?

というわけで、「シベリア超特急」に詳しい方から宣伝文が届きましたので、それをそのまんまコピペしてみることにいたします。では、私は後ほど。
(高山正樹)



戦争はこんな悲劇まで起こしてしまう。
絶対に戦争は止めなければならん……。

山下奉文陸軍大将≒水野晴郎は、シリーズ第1作目「シベリア超特急」の中で力強く、そして悲しげにこのセリフを呟く。「シベリア超特急」は何を隠そう、『反戦映画』なのだ。
水野晴郎がこよな愛した数々の名作映画へのオマージュに乗せて、痛快な娯楽と強烈な反戦メッセージとを併せ持つ史上、稀にみる超怪作映画シリーズ。
彼がシベリア超特急シリーズに込めた『映画愛』と、反戦のメッセージは、一見すると結びつかないようにも思える。
そもそも、なぜ『反戦』だったのだろう?

シリーズ2作目から、水野晴郎はたびたび16歳の少年少女たちをシベリア超特急に登場させる。
16歳の少年――それは終戦の時の水野少年と同じ年齢である。
2歳で満州に渡り、敗戦後引きあげて来た水野少年は想像を絶する体験をしたことだろう。国のために死ぬことを教育されて来た水野少年は、敗戦後、アメリカからもたらされた民主主義という新しい価値観に戸惑ったという。
そんな時、アメリカ映画と出会い、「戦争のない世の中になると、こんなに面白い映画が見られるのだ」と感動した水野少年は、平和の尊さを知ったのだ。
名作映画によって救われた水野晴郎が、半世紀にわたる映画人生のなか、最後に辿り着いたものはなにか。
それは、自らが経験した戦争の悲惨さを、後世に伝えねばならないということだった。
『映画について語ること』は水野晴郎にとっては、『平和』を語ることだった。
そして、「シベリア超特急」を語ることは、いわば『水野晴郎の人生』について語ることである。

「シベリア超特急」、そして「水野晴郎」について語るには、余人をもって代える者の無い、お二人の講師に登壇いただく。
シリーズ最新作のクランクインも噂される「シベリア超特急」。
その新たなる発進に乗り遅れないためにも、どうぞご聴講ください。




トークゲスト:中野ダンキチ/西田和昭
:西田和昭/中野ダンキチ

●西田和昭 プロフィール
1953年7月16日生まれ(56歳) 大分県佐伯市出身
大学在学中に単身ヨーロッパへ渡り、演技の勉強をする。
帰国後コント「ぼんと正月」を結成し、実力派コンビとしてメキメキと頭角を現す。
水野晴郎との出会いにより、映画という新しいジャンルにも自ら入っていった。NHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」、映画『落陽』など多数出演。
『シベリア超特急』シリーズでは、プロデューサー・佐伯大尉役として出演。『シベリア超特急~EPISODE1~』では、出演とともに監督を務めることが決定している。

●中野ダンキチ プロフィール
1973年3月18日生まれ(42歳) 神奈川県横浜市出身
肩書きは、お宝映画発掘家お宝グルメ発掘家。7年のサラリーマン生活を経て、転職中に「シベリア超特急」に魅せられ水野晴郎事務所入り。
事務所では、時にスタッフ、時に付き人、マネージャー、広報、販売員、料理人、出演者、とオールマイティーな仕事をする。
『シベリア超特急』シリーズでは、4、5、7に謎の中国人役で登場している。
現在は、オフィスキチダン代表として、他方面でなかなか陽の目を浴びないお宝映画を世に知らしめるべく活動中。
アメリカの映画製作会社アサイラム作品や、”ヒドい”と表現される作品解説には定評がある。

なお、当日はいくつかののサプライズも計画中……。
ギリギリまで話します。


本邦初公開の蔵出し映像もあるゾ!
いったいどれだけに隠しているんだ、シベ超は……





…というワケで、このイベントに来て「シベ超」に嵌ってしまっても、僕は責任持ちませんから。
「いや~、映画って本当にいいものですねえ」
(高山正樹)

7月4日(土)第二会場(いちまるさん)16:00 Start
 ※会場地図は映画祭総合告知記事をご覧下さい。
  ⇒FBのイベント

料金:1200円(割引チケットあり)
  ⇒チケット予約・購入(CoRich)
電話予約・お問い合せ:M.A.P.(03-3489-2246
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