陸軍登戸研究所

第三回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α 上映作品6

ドキュメンタリー(180分/2012年)
監督:楠山忠之

朱印

誰のために続けられた戦争だったのか?
登戸集合

戦前、極秘に進められていた防諜、謀略、秘密兵器の開発の拠点だった陸軍登戸研究所は、敗戦を迎え「証拠湮滅」の命令が下されて歴史から消えました。しかし、今日、当時の関係者が、そこで何が行われ作られていたかをようやく語り始め、殺人光線、生体実験への道、毒物・爆薬の研究、風船爆弾、生物・化学兵器、ニセ札製造と多岐にわたる研究の実態が明らかになりました。その成果は、陸軍中野学校を通じて果たされたものも多くありました。それぞれに携わった研究員、作業員、風船爆弾の製造の一翼を担わされた当時の女学生たち、陸軍中野学校OB、その他今聞いておかなければ抹消されてしまう歴史を、勇気ある証言者たちがカメラの前に立ち、語った映像を6年以上の歳月をかけて追い続けた渾身のドキュメンタリーがこの「陸軍登戸研究所」です。

航空写真



上映日時:
7月3日(金)第二会場(いちまるさん)13:00~
7月4日(土)第一会場(M.A.P.)14:00~

 ※各会場の位置関係は映画祭総合告知記事の地図を参照してください。
  ⇒FBのイベント
※各回上映後、当時研究所で働いていた狛江在住の栗山清さんにお話を伺います。

料金:1200円(割引チケットあり)
  ⇒チケット予約・購入(CoRich)
電話予約・お問い合せ:M.A.P.(03-3489-2246


映画「陸軍登戸研究所」のチラシに…
【ムックリ演奏】 宇佐照代
…とある。実はあまり気にかけていなかった。それを教えてくれたのは、僕が「方言の会」に引っ張り込んで、今年の公演でアイヌ語の演目をやることになった舞香さんである。

「宇佐さんて、ああ、あの宇佐さんか」

去年の第二回映画祭で「アイヌの結婚式」を上映したが、その5月31日の回に、アイヌの踊りを披露して下さったヤイレンカのリーダーが宇佐照代さんだった。

沖縄も芝居の世界も狭い。それは分かっていたが、あらためて僕は、この映画祭もまた、あまり広くない閉じた輪の中で、ごく近しい人たちと、何かやった気になっているだけなのかもしれないと思った。その外側では、僕らが知りたいこと、伝えたいことには無関心な多くの人たちが、それぞれの幸せを謳歌し、あるいはそれぞれの苦しみに悩んでいるに違いない。僕らと彼らに本質的な違いなどあるわけはないのに、知らず知らず僕は、僕らの抱えている問題意識こそ、無関心なあなたたちも考えるべきことだと主張している。その傲慢さに気付かぬ限り、近所の顔見知りの方々が、映画祭の会場に足を運んでくださることはないであろうことを、肝に銘じなければならない。
(文責:高山正樹)
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