2015年11月30日(月)21時31分
「森口豁 自作を語る」〜ジャーナリスト森口豁さんを迎えて〜
喜多見と狛江で沖縄映画祭 特別企画 ②
「森口豁 自作を語る」
森口豁氏は語る…
内間安男の映し鏡のごとく、作品にわが思いを投影してきた
“沖縄の十八歳”シリーズは、自画像だった

※内間安男を追った以下の三作品を参考上映します。
ノンフィクション劇場『沖縄の十八歳』
(1966.7.21)モノクロ30分
基地の町コザの高校生、内間安男が 祖国復帰請願のため級友たちと戦没者慰霊行進に参加、複雑な思いを抱く。
NNNドキュメント'72『熱い長い青春・ある沖縄の証言から』
(1972.8.20)カラー30分
内間安男のタクシー運転手生活から見える復帰後も変わらない基地の島の現実。
NNNドキュメント'78『一幕一場・沖縄人類館』
(1978.7.30)カラー30分
内間安男が劇役者として沖縄の苦難の近現代史を風刺豊かに演じ、復帰の矛盾を問う。
日時:2月5日(金)19:00〜
会場:M.A.P.(第1会場)
料金:一般 1,200円
学生及び75歳以上 500円 ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
※前売りチケット1,000円あり
※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
※11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)
⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ
⇒CoRich 直通(PC用)
⇒CoRich 直通(携帯用)
電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
⇒総合案内記事へ
《森口豁 プロフィール》
1937年、 東京世田谷に生まれる。
玉川学園高等部在学中、沖縄県の言葉についての研究発表を行った一学年後輩の金城哲夫と知り合う。1956年、高校3年の時に、玉川学園の教師や金城らとともに初めて米軍統治下の沖縄本島を訪問。祖国から切り離され米軍政下で厳しい暮らしを余儀なくされる同世代の若者たちと対面し、「本土」と沖縄の間にある政治的・精神的分断に衝撃を受ける。
翌年、1か月間沖縄各地を取材し、58年には玉川大学文学部を中退、琉球新報社に入社して東京支社に勤務、59年に沖縄に移して社会部記者としての活動を始める。
その後「本土の人に沖縄の現実を知らせたい」と、61年から日本テレビの通信員を兼務、自ら16ミリフィルムカメラを回してニュース取材を行った。63年に正式に日本テレビ沖縄特派員となり、水不足にあえぐ久高島の生活を描いたノンフィクション劇場『乾いた沖縄』を制作。66年には基地の町コザの高校生たちの祖国復帰への思いと不安を描いた『沖縄の十八歳』を作り、その後、本土復帰を若者の眼差しで見つめる作品を続けて発表していく。
沖縄の日本「復帰」から2年後の74年、日本テレビ本社に転勤となった後も番組ディレクターとして沖縄に通い続け、NNNドキュメントの枠で放送した『ひめゆり戦史・いま問う国家と教育』(79年放送)、『島分け・沖縄 鳩間島哀史』(82年放送)などにより、1987年、テレビ大賞優秀個人賞、日本ジャーナリスト会議奨励賞を受賞。
1990年の日本テレビ退社までに55本のドキュメンタリー番組を制作、そのうち28本が沖縄をテーマとする作品だった。退職後もフリージャーナリストとして、ビデオによる沖縄戦体験者の証言記録に取り組むなど、沖縄を伝え続けている。
「沖縄を語る一人の会」主宰。
≪主な著作≫
『子乞い 沖縄孤島の歳月』(凱風社)
『最後の学徒兵 BC級死刑囚・田口泰正の悲劇』(講談社)
『ヤマト嫌い 沖縄言論人・池宮城秀意の反骨』(講談社)
『「安保」が人をひき殺す 日米地位協定=沖縄からの告発』(高文研)
『復帰願望 昭和の中のオキナワ 森口豁ドキュメンタリー作品集』(海風社)
『沖縄 近い昔の旅 非武の島の記憶』(凱風社)
『だれも沖縄を知らない 27 の島の物語』(筑摩書房)
「森口豁 自作を語る」
森口豁氏は語る…
内間安男の映し鏡のごとく、作品にわが思いを投影してきた
“沖縄の十八歳”シリーズは、自画像だった

※内間安男を追った以下の三作品を参考上映します。
ノンフィクション劇場『沖縄の十八歳』
(1966.7.21)モノクロ30分
基地の町コザの高校生、内間安男が 祖国復帰請願のため級友たちと戦没者慰霊行進に参加、複雑な思いを抱く。
NNNドキュメント'72『熱い長い青春・ある沖縄の証言から』
(1972.8.20)カラー30分
内間安男のタクシー運転手生活から見える復帰後も変わらない基地の島の現実。
NNNドキュメント'78『一幕一場・沖縄人類館』
(1978.7.30)カラー30分
内間安男が劇役者として沖縄の苦難の近現代史を風刺豊かに演じ、復帰の矛盾を問う。
日時:2月5日(金)19:00〜
会場:M.A.P.(第1会場)
料金:一般 1,200円
学生及び75歳以上 500円 ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
※前売りチケット1,000円あり
※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。
※11枚綴り 10,000円(1000円券×11枚)
⇒オフィシャルサイトのチケット購入ページ
⇒CoRich 直通(PC用)
⇒CoRich 直通(携帯用)
電話でのご予約・お問合せ:03-3489-2246(M.A.P.)
⇒総合案内記事へ
《森口豁 プロフィール》

玉川学園高等部在学中、沖縄県の言葉についての研究発表を行った一学年後輩の金城哲夫と知り合う。1956年、高校3年の時に、玉川学園の教師や金城らとともに初めて米軍統治下の沖縄本島を訪問。祖国から切り離され米軍政下で厳しい暮らしを余儀なくされる同世代の若者たちと対面し、「本土」と沖縄の間にある政治的・精神的分断に衝撃を受ける。
翌年、1か月間沖縄各地を取材し、58年には玉川大学文学部を中退、琉球新報社に入社して東京支社に勤務、59年に沖縄に移して社会部記者としての活動を始める。
その後「本土の人に沖縄の現実を知らせたい」と、61年から日本テレビの通信員を兼務、自ら16ミリフィルムカメラを回してニュース取材を行った。63年に正式に日本テレビ沖縄特派員となり、水不足にあえぐ久高島の生活を描いたノンフィクション劇場『乾いた沖縄』を制作。66年には基地の町コザの高校生たちの祖国復帰への思いと不安を描いた『沖縄の十八歳』を作り、その後、本土復帰を若者の眼差しで見つめる作品を続けて発表していく。
沖縄の日本「復帰」から2年後の74年、日本テレビ本社に転勤となった後も番組ディレクターとして沖縄に通い続け、NNNドキュメントの枠で放送した『ひめゆり戦史・いま問う国家と教育』(79年放送)、『島分け・沖縄 鳩間島哀史』(82年放送)などにより、1987年、テレビ大賞優秀個人賞、日本ジャーナリスト会議奨励賞を受賞。
1990年の日本テレビ退社までに55本のドキュメンタリー番組を制作、そのうち28本が沖縄をテーマとする作品だった。退職後もフリージャーナリストとして、ビデオによる沖縄戦体験者の証言記録に取り組むなど、沖縄を伝え続けている。
「沖縄を語る一人の会」主宰。
≪主な著作≫
『子乞い 沖縄孤島の歳月』(凱風社)
『最後の学徒兵 BC級死刑囚・田口泰正の悲劇』(講談社)
『ヤマト嫌い 沖縄言論人・池宮城秀意の反骨』(講談社)
『「安保」が人をひき殺す 日米地位協定=沖縄からの告発』(高文研)
『復帰願望 昭和の中のオキナワ 森口豁ドキュメンタリー作品集』(海風社)
『沖縄 近い昔の旅 非武の島の記憶』(凱風社)
『だれも沖縄を知らない 27 の島の物語』(筑摩書房)
【実行委員長からのメッセージ】
※本企画の実現にいたるまでの経緯を、少し長くなるけれど(それでもかなり端折って)ここに記しておきたいと思います。文中、いくつか文字列にリンクも貼っておきます。いずれも私たちが管理するサイトやブログ記事に飛びます。例えば「ナナサンマル」ですが、リンク先にも内間氏の事が書かれています。それらを、できることなら読んで頂ければ、とても嬉しいです。
当日のイベントで、森口豁さんの話は、きっと18歳の内間安男から始まり、タクシー運転手としてナナサンマルを経験し、やがて「人類館」という舞台に主演俳優として立つ内間安男氏へと、時系列に流れていくに違いない。
だが、僕と内間安男氏との出会いは「人類館」から始まった。いや、実際には内間氏とは出会っていない。初めて今回の催しを通じて、森口豁さんの語る話の中で、「内間さん」と出会えることを、僕は楽しみにしている。
私事で申しわけないが、2008年に「おきなわおーでぃおぶっく」という企画を立ち上げ、その第一弾として「カクテル・パーティー」を制作した。そのことを、若い頃から大変お世話になったていた演出家のふじたあさや氏のお宅に、出来上がったCDを持って報告に行った時、「お前さんの企画にぴったりのモノがある」といって紹介されたのが、当時青年座で上演されたばかりの、津嘉山正種ひとりがたり「人類館」であった。
トントン拍子に話は進み、すぐに津嘉山さんにお会いすることになる。
そうして完成した“おきなわおーでぃおぶっく”の「人類館」。
続く…
※ただ今、ご報告中断して映画祭準備中。暫く…
※本企画の実現にいたるまでの経緯を、少し長くなるけれど(それでもかなり端折って)ここに記しておきたいと思います。文中、いくつか文字列にリンクも貼っておきます。いずれも私たちが管理するサイトやブログ記事に飛びます。例えば「ナナサンマル」ですが、リンク先にも内間氏の事が書かれています。それらを、できることなら読んで頂ければ、とても嬉しいです。
当日のイベントで、森口豁さんの話は、きっと18歳の内間安男から始まり、タクシー運転手としてナナサンマルを経験し、やがて「人類館」という舞台に主演俳優として立つ内間安男氏へと、時系列に流れていくに違いない。
だが、僕と内間安男氏との出会いは「人類館」から始まった。いや、実際には内間氏とは出会っていない。初めて今回の催しを通じて、森口豁さんの語る話の中で、「内間さん」と出会えることを、僕は楽しみにしている。
私事で申しわけないが、2008年に「おきなわおーでぃおぶっく」という企画を立ち上げ、その第一弾として「カクテル・パーティー」を制作した。そのことを、若い頃から大変お世話になったていた演出家のふじたあさや氏のお宅に、出来上がったCDを持って報告に行った時、「お前さんの企画にぴったりのモノがある」といって紹介されたのが、当時青年座で上演されたばかりの、津嘉山正種ひとりがたり「人類館」であった。
トントン拍子に話は進み、すぐに津嘉山さんにお会いすることになる。
そうして完成した“おきなわおーでぃおぶっく”の「人類館」。
続く…
※ただ今、ご報告中断して映画祭準備中。暫く…
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