プログラム11「赤軍PFLP・世界戦争宣言」

第五回 喜多見と狛江の小さな映画祭+α 上映作品10

赤軍PFLP・世界戦争宣言
(ドキュメンタリー 71分/1971年)
監督:足立正生、若松孝二

プロパガンダの最良の形態は
武装闘争である


51Z6myX3DpL.jpg

世界をパレスチナの視点で描く!
パレスチナ解放のために闘うアラブゲリラに迫った伝説のドキュメンタリー。劇場公開を拒否し、世界革命のためのニュース映像として、全国の大学や工場などで上映された。


…その当時、学生や労働者たちは、この映画をどのように受け止めて見ていたのだろうか。今も「労働運動」という形態は存在するわけで、そこに携わる人たちは、この映画を見てどう思うのだろう。今の彼らに世界革命闘争などと言ってみたところで、彼らの興味は、不当解雇の糾弾と賃上げの闘いにしかないように見える。
(平和運動?それは労働運動なの?) 
是非とも色々と聞いてみたいと思うのだが、果たしておいでくださるだろうか。まさかその代わりに右翼の街宣車がやって来るとは、もはや到底思えない。つまり、半世紀隔てた今、この映画の中で語られる言説には、それほどにもリアリティがないと、僕には感じられてしまうのである。なぜだろう、かつてあれほど近しかったのに。
字幕付きで見ることが出来るようにと、今、この僕が文字起こしをしているのだが、2分に1度くらい瞑目するので、遅々として進まないのである。
(文責:高山正樹)

ともかく、元赤軍リーダー重信房子のインタヴューは必見なのである!
そして上映後には、足立正生監督のトークがあるのである!


日時:8月27日(日)10:30~
会場:M.A.P.


【チケット料金】
 前売り 1,000円(当日1,200円)

  ※介助の方と御同伴の場合は、お二人で一人分の料金、またはチケット1枚
   (なお当作品の上映会場は車椅子の対応が出来ていません。お問合せください。)

 学生及び75歳以上 前売り 500円(当日700円)
  ※受付で学生証・保険証等を提示してください。
  ※ご予約を頂けば、前売り扱いにて、チケットを受付にお取り置きいたします。

ご予約・お問合せ:
TEL:03-3489-2246(M.A.P.担当うぶかた)
FAX:03-3489-2279
Mail:kitamitokomaenoeigasai@gmail.com(チラシ掲載アドレス)
・・・mpro@mbh.nifty.com(従来アドレス)

 総合案内記事へ

【足立正生監督プロフィール】
足立正生1939年生まれ。日本大学芸術学部映画学科在学中に自主制作した『鎖陰』で一躍脚光を浴びる。大学中退後、若松孝二の独立プロダクションに加わり、性と革命を主題にした前衛的なピンク映画の脚本を量産する。監督としても1966年に『堕胎』で商業デビュー。
1971年にカンヌ映画祭の帰路、故若松孝二監督とパレスチナへ渡り、パレスチナ解放人民戦線のゲリラ隊に加わり共闘しつつ、パレスチナゲリラの日常を描いた『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』を撮影・製作。1974年重信房子率いる日本赤軍に合流、国際指名手配される。1997年にはレバノン・ルミエ刑務所にて逮捕抑留。2000年3月刑期満了、身柄を日本へ強制送還。
2006年、赤軍メンバーの岡本公三をモデルに描いた『幽閉者 テロリスト』で35年ぶりにメガホンを取り、日本での創作活動を再開。


世界革命戦争宣言

ブルジョアジー諸君!
我々は君達を世界中で革命戦争の場に叩き込んで一掃するために、ここに公然と宣戦を布告するものである。

ブルジョアジー諸君!
君達がたとえ米軍、NATO軍、安保軍、ベトナム連合軍等々全世界の警察を総動員しようとも、君達が骨抜きにし変質させたソ連―ワルシャワ軍までをも動員したとしても、我々は全世界のプロレタリア人民の力を世界党―世界赤軍―世界革命戦線の下に結集し必ずや叩きのめしてしまうことを通告する。

君達の歴史的罪状は、もうわかりすぎているのだ。君達の歴史は血塗られた歴史である。
  
第一次大戦、第二次大戦、君達同士の間での世界的強盗戦争のために、我々の仲間をだまして動員し、互いに殺し合わせ、あげくの果ては、がっぽりともうけているのだ。

君達は植民地を略奪するために我々の仲間を殺した。仲間をそそのかし、植民地を略奪したらそのわけまえをやると言って、更進国の仲間を、君達がそそのかした仲間をつかって殺させたのだ。それだけではない。そうやって略奪した植民地を君達同士で奪い合う強盗戦争にも、同じように仲間をそそのかし殺し合わせたのだ。

我が日本ブルジョアジー諸君!
君達にも嘘とは言わせない。「富国強兵」のスローガンのもと、日清、日露、第一次、第二次の強盗戦争をやって来たではないか。

我々はもう、そそのかされ、だまされはしない。否、そそのかされ、だまされないだけではない。我々は過去のうらみを持って君達をのろうと共に、またまた君達のやろうとすることに対し、今度は我々の側には用意がある。

君達にベトナムの仲間を好き勝手に殺す権利があるのなら、我々にも君達を好き勝手に殺す権利がある。君達にブラック・パンサーの同志を殺害しゲットーを戦車で押しつぶす権利があるのなら、我々にも、ニクソン、佐藤、キージンガ―、ドゴールを殺し、ペンタゴン、防衛庁、警視庁、君達の家々を爆弾で爆破する権利がある。君達に、沖縄の同志を銃剣で突き刺す権利があるのなら、我々にも君達を銃剣で突き刺す権利がある。君達が朝鮮で再び戦争をやるために、自衛隊を増やし、ファーカス・レチナや、三矢作戦をやり、朴独裁三選のため、それに反対する任君を逮捕し、死刑にする権利があるのなら、我々にも赤軍を建軍し革命宣戦を作り、君達を逮捕し、死刑にする権利がある。

アメリカのブルジョアジー諸君!
君達は第二次大戦後、朝鮮でコンゴで、ベトナムで、不断に仲間を殺し続けて来てくれた。日本のブルジョアジー諸君!君達は、自衛隊、機動隊を増やし、今ベトナムに協力し、朝鮮に将来派兵しようとしている。西独のブルジョアジー諸君!国防軍を強化しフランスを牽制し、チェコや東欧や中近東に目を光らせて何をしようというのだ。  

ブルジョアジー諸君!
いつまでも君達の思い通りになると思っていたら大まちがいだ。我々は過去、封建領主のもとでは家畜のように領土のおりの中に縛りつけられた農奴だった。君達は、この身分の枠を破り、我々を君達の自由にするために、「自由、平等、博愛」のスローガンの下、領主たちと闘った。だが今や、我々は君達の好き勝手にされることを公然ときっぱりと拒否することを宣言する。君達の時代は終りなのだ。

我々は地球上から階級戦争をなくすための最後の戦争のために、即ち世界革命戦争の勝利のために、君達をこの世から抹殺するために、最後まで戦い抜く。

我々は、自衛隊、機動隊、米軍諸君に、公然と銃をむける。君達は殺されるのがいやならその銃を後ろに向けたまえ! 君達をそそのかし、後ろであやつっているブルジョアジーに向けて。

我々、世界プロレタリアートの解放の事業を邪魔するやつは、だれでも、ようしゃなく革命戦争の真ただ中で抹殺するだろう。

万国のプロレタリア団結せよ! 世界革命戦争宣言をここに発する。
(共産主義者同盟赤軍派 日本委員会 上野勝輝)1969年9月3日
関連記事

Comment

コメントの投稿

Comment
管理者にだけ表示を許可する