2018年09月07日(金)11時52分
「コスタリカの奇跡」は弁士がいなきゃ分からない
狛江の「良い映画を観る会」の方から話があって、「コスタリカの奇跡」という映画の上映会のお手伝いをすることになった。
まずは、今までに「コスタリカの奇跡」について呟いたツイートを拾ってみる。
どちらかといえばこの映画について、確かにネガティブと思われても仕方ないようなことを呟いていたわけ。でも、きちんと読んで頂ければ、「コスタリカの奇跡」から学べることも多いはずと申し上げている、ご理解いただけると思うのだが。
要は、組織に縛られた古い運動を続けていても政治を変えることなどできない、コスタリカから学ぶべきは、単純に軍隊を放棄しようなんて話ではなくて、具体の中でどのように人々が既成概念に縛られず発想してきたかということなのだ。まず気付くべきは、自らの頭の固さではないのか、と。
さて、今回の上映会を手伝うことにした、ということは、「保守的な運動を越える新しい発想を持った人たち」による上映会なのか問われれば、しかし残念ながらそういうワケでもないと白状しなければならない。
宇夫方女史が手伝うことになって、僕は特に手伝う気などなかったのだが、7月15日に千歳烏山で上映会があるというので見に行った。
⇒7月15日の記事
その結果…
字幕付きの映画なのだが、あのサラ・ネッソン監督のドキュメンタリー"POSTER GIRL(ポスターガール)"と同じ、字幕を追っていると画面を見る余裕が全くないという映画。
というわけで、「生吹き替え」というか、「生ボイスオーバー」というか、それを提案して、その弁士で手伝うことにした。つまり、映画の良し悪しということではなく、ぶっちゃけ正直に言えば、生弁士という実験に役者の興味が沸いてしまったのである。
しかし、上映日は9月22日、その日は、山猫合奏団祭りの新作“名人伝”公演の日。目黒での本番を終え、狛江に駆けつける。そして最後の回を担当することにしたのである。仕事ではなく、ましてや「社会運動」などでもなく、ほとんど趣味の世界。あんまり大きな声では言えないが…
コスタリカの奇跡
~積極的平和国家のつくり方~
1948年、コスタリカは軍隊を廃止した。そして軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだ。その“コスタリカの奇跡”に迫ったドキュメンタリー
日時:9月22日(土)※タイムスケジュールはチラシ参照
会場:狛江エコルマホール
料金:1000円(前売900円) 大学生500円
障害者(介助者含む)・高校生以下 無料
※字幕付き上映&その字幕を生で弁士が読むという形式での上映
※半券をお持ちなら出入り自由。伊藤千尋氏の講演も含め何度でもご覧いただけます。
※車椅子でお越しの方は、客席準備の関係上、ご予約頂きたく存じます。
【生弁士】
一回目・二回目 伊藤則子+大熊 啓
三回目 高山正樹

まずは、今までに「コスタリカの奇跡」について呟いたツイートを拾ってみる。
「東京ドームをいっぱいに」…これ、小野寺とおるじゃなくて、彼の友人のK氏が言った話。違うよ。小さな亀の革命が、それぞれの地域で生まれることがベストなのだ。絶対に自民党には投票しない人たちをたくさん集めてコスタリカの映画の上映会をやるよりも、バークレー議会の映画がお勧めさ。
— 高山正樹 (@gajumui) 2018年7月5日
稲野さんは、コスタリカの映画なんか見たって何にもならないと僕がどっかで発言したことを知って、それがお気に召さなかったらしい。
— 高山正樹 (@gajumui) 2018年7月19日
「主義ではなく、現実の局面(特に選挙)では極めて保守的な方々が、日本よりずっと小さなコスタリカという輸入品を無反省に有難がることを批判したのです」
基礎自治体における保守的で頭の固い運動を反省し、新しい発想による方法の可能性を信じる、そんな自覚的な人たちが見るのならば、「コスタリカ」は、国よりもむしろ地方自治の場でこそ参考になる。何度でも言う。狛江党の可能性を笑いながら、一方でコスタリカから学ぶって、おかしくないですか?と。
— 高山正樹 (@gajumui) 2018年7月19日
「ホントに悪いのは共産党じゃないから、ホントに悪いモノを批判せよ」と忠告してくれる人がいる。「共産党をディスるのは利敵行為」とか、「仲間を分断させてどうするのだ」とか、詰まらん。ボクは、コスタリカの映画を有り難るより、はるかに夢を現実にする近道について語っているつもりなのだが。
— 高山正樹 (@gajumui) 2018年8月12日
どちらかといえばこの映画について、確かにネガティブと思われても仕方ないようなことを呟いていたわけ。でも、きちんと読んで頂ければ、「コスタリカの奇跡」から学べることも多いはずと申し上げている、ご理解いただけると思うのだが。
要は、組織に縛られた古い運動を続けていても政治を変えることなどできない、コスタリカから学ぶべきは、単純に軍隊を放棄しようなんて話ではなくて、具体の中でどのように人々が既成概念に縛られず発想してきたかということなのだ。まず気付くべきは、自らの頭の固さではないのか、と。
さて、今回の上映会を手伝うことにした、ということは、「保守的な運動を越える新しい発想を持った人たち」による上映会なのか問われれば、しかし残念ながらそういうワケでもないと白状しなければならない。
宇夫方女史が手伝うことになって、僕は特に手伝う気などなかったのだが、7月15日に千歳烏山で上映会があるというので見に行った。
⇒7月15日の記事
その結果…
字幕付きの映画なのだが、あのサラ・ネッソン監督のドキュメンタリー"POSTER GIRL(ポスターガール)"と同じ、字幕を追っていると画面を見る余裕が全くないという映画。
というわけで、「生吹き替え」というか、「生ボイスオーバー」というか、それを提案して、その弁士で手伝うことにした。つまり、映画の良し悪しということではなく、ぶっちゃけ正直に言えば、生弁士という実験に役者の興味が沸いてしまったのである。
しかし、上映日は9月22日、その日は、山猫合奏団祭りの新作“名人伝”公演の日。目黒での本番を終え、狛江に駆けつける。そして最後の回を担当することにしたのである。仕事ではなく、ましてや「社会運動」などでもなく、ほとんど趣味の世界。あんまり大きな声では言えないが…
コスタリカの奇跡
~積極的平和国家のつくり方~
1948年、コスタリカは軍隊を廃止した。そして軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだ。その“コスタリカの奇跡”に迫ったドキュメンタリー
日時:9月22日(土)※タイムスケジュールはチラシ参照
会場:狛江エコルマホール
料金:1000円(前売900円) 大学生500円
障害者(介助者含む)・高校生以下 無料
※字幕付き上映&その字幕を生で弁士が読むという形式での上映
※半券をお持ちなら出入り自由。伊藤千尋氏の講演も含め何度でもご覧いただけます。
※車椅子でお越しの方は、客席準備の関係上、ご予約頂きたく存じます。
【生弁士】
一回目・二回目 伊藤則子+大熊 啓
三回目 高山正樹

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