2018年10月28日(日)14時25分
ひと区切り
午前11時。
取り急ぎの御報告です。
沖縄那覇波之上の隣、神宮会館にて、無事琉球舞踊の師範免許を頂きました。東京に帰れば、またいつも通り、踊りの公演も続きます。頑張らなくっちゃ。

【高山正樹のいらぬ呟き】
2018年度(平成30年度と言うべきなのか、平成最後のといえばもっと意味深くなるのか)玉城流喜納の会の免許授与式。

左から新教師ふたり(上原崇弘さんと新垣史織さん)と新師範ふたり(西村綾乃さんと宇夫方路)。詳しく言えば喜天の会から宇夫方路、喜利の会から綾乃さんと新垣さん、そして本家喜納の会から上原さんということらしいが、なんともややこしい、綾乃さんのFacebookの投稿のように、全員あっさり玉城流喜納の会でいいと、ボクは思うのだ。

谷田嘉子、玉城節子、宮里敏子(後列中央の三名)という大御所の面々が審議員で、その大先生方の前で4人が踊りを披露して、それぞれ教師や師範の資格があるかどうか、「いいんじゃないの」となれば無事免状を頂けるのだが、もしダメだって言われていたらどうなっていたんだろう?この花たちは無駄になってしまったのだろうか、なんてことは、きっと言ってはいけない。


だからさ、ことさら「教師師範認定式」などと権威づける必要などなく、「授与式」でいいではないかなと。
あらためて。
琉球舞踊にも色々流派がある。玉城流は玉城盛重(1868~1945)を祖、玉城盛義(1887~1971)を師とする琉球舞踊界の最大流派で、したがって玉城流を冠する「会」は多数存在するが、その中で一番大きい「会」が玉扇会、因みに玉城節子さんは玉城流翔節会の家元である。宇夫方路が所属している(…のかどうか、所属とは何なのか、宇夫方に聞いてみてもボクにはよく分からない)喜納の会(玉城流の中では小さい会らしい)の現在の家元は伊波正江先生である。喜天の会や喜利の会のトップは家元ではなく会主である。家元のいる本家喜納の会と、会主をトップとする他の会とは何が違うのか。やっぱりいくら聞いても分からない。
伊波正江さん(二番目の画像の、後列左から二人目の方)は「喜納の会」の二代目の家元である。実は、「喜納の会」には初代の家元が存在しないのだと伺った。
正江先生の師匠は、正江さんの実の姉でもある喜納初子さんで、その初子先生の師匠である宇根伸三郎氏は、玉城流「七扇会」の家元。初子先生は、その実力なら伸三郎先生の「七扇会」から独立し、ご自分の会を立ち上げてもおかしくなかったのだが、生涯、七扇会を離れることはなかった。その初子先生がお亡くなりになって、妹であり弟子でもある正江さんが、初子先生の会として「喜納の会」を立ち上げ、その初代家元を初子先生とし、ご自分は最初から二代目の家元になられた。
もちろん、初子先生には妹の正江さんの他にも優秀なお弟子さんたちがたくさんいらしたが、「喜納の会」には参加せずに初子先生に倣ってそのまま七扇会にとどまられた方や、ご自分の会を立ち上げた方もいるとのこと。
今回の授与式の審議員でもある宮里敏子先生も七扇会で宇根伸三郎氏の弟子だったが、初子先生がお亡くなりになった時にはもう玉城流「敏風会」の会主になられていた。宮里敏子さん(男役)と喜納初子さん(女役)が踊る打ち組踊は、名コンビとして名高かったという。

こんな記事を見つけてしまったのだ…
⇒琉球舞踊界の不都合な真実!
※このブログ主の志情(しなさき)さんは、今までもキジムナーフェスタや、創作舞踊コンクールなどについても、なかなか辛辣な記事を書いている。
そして…
⇒関連記事【重要無形文化財の琉球舞踊】
いったい何があるのか。
大和の素人が、あれこれ安易に論評することではないということ。
それはそれだとは思うのだが、さて、しかし。
もう10年近くモヤモヤ思っていること。和服のこと。留袖のこと。
⇒新春を寿ぐ 歌い初め・舞い初め華舞台
もう少し考えてから、そっと呟きだそうと思っている…
授与式の後の祝賀会も14時にお開き。
たぶんこれで、ひと区切りついた。
ひと区切り、つけなければいけないのだと思う。
ボクは、宇夫方路を、琉球舞踊の師範で終わらせるわけにはいかないのである。
取り急ぎの御報告です。
沖縄那覇波之上の隣、神宮会館にて、無事琉球舞踊の師範免許を頂きました。東京に帰れば、またいつも通り、踊りの公演も続きます。頑張らなくっちゃ。
(宇夫方路)

【高山正樹のいらぬ呟き】
2018年度(平成30年度と言うべきなのか、平成最後のといえばもっと意味深くなるのか)玉城流喜納の会の免許授与式。

左から新教師ふたり(上原崇弘さんと新垣史織さん)と新師範ふたり(西村綾乃さんと宇夫方路)。詳しく言えば喜天の会から宇夫方路、喜利の会から綾乃さんと新垣さん、そして本家喜納の会から上原さんということらしいが、なんともややこしい、綾乃さんのFacebookの投稿のように、全員あっさり玉城流喜納の会でいいと、ボクは思うのだ。

谷田嘉子、玉城節子、宮里敏子(後列中央の三名)という大御所の面々が審議員で、その大先生方の前で4人が踊りを披露して、それぞれ教師や師範の資格があるかどうか、「いいんじゃないの」となれば無事免状を頂けるのだが、もしダメだって言われていたらどうなっていたんだろう?この花たちは無駄になってしまったのだろうか、なんてことは、きっと言ってはいけない。


だからさ、ことさら「教師師範認定式」などと権威づける必要などなく、「授与式」でいいではないかなと。
あらためて。
琉球舞踊にも色々流派がある。玉城流は玉城盛重(1868~1945)を祖、玉城盛義(1887~1971)を師とする琉球舞踊界の最大流派で、したがって玉城流を冠する「会」は多数存在するが、その中で一番大きい「会」が玉扇会、因みに玉城節子さんは玉城流翔節会の家元である。宇夫方路が所属している(…のかどうか、所属とは何なのか、宇夫方に聞いてみてもボクにはよく分からない)喜納の会(玉城流の中では小さい会らしい)の現在の家元は伊波正江先生である。喜天の会や喜利の会のトップは家元ではなく会主である。家元のいる本家喜納の会と、会主をトップとする他の会とは何が違うのか。やっぱりいくら聞いても分からない。
伊波正江さん(二番目の画像の、後列左から二人目の方)は「喜納の会」の二代目の家元である。実は、「喜納の会」には初代の家元が存在しないのだと伺った。
正江先生の師匠は、正江さんの実の姉でもある喜納初子さんで、その初子先生の師匠である宇根伸三郎氏は、玉城流「七扇会」の家元。初子先生は、その実力なら伸三郎先生の「七扇会」から独立し、ご自分の会を立ち上げてもおかしくなかったのだが、生涯、七扇会を離れることはなかった。その初子先生がお亡くなりになって、妹であり弟子でもある正江さんが、初子先生の会として「喜納の会」を立ち上げ、その初代家元を初子先生とし、ご自分は最初から二代目の家元になられた。
もちろん、初子先生には妹の正江さんの他にも優秀なお弟子さんたちがたくさんいらしたが、「喜納の会」には参加せずに初子先生に倣ってそのまま七扇会にとどまられた方や、ご自分の会を立ち上げた方もいるとのこと。
今回の授与式の審議員でもある宮里敏子先生も七扇会で宇根伸三郎氏の弟子だったが、初子先生がお亡くなりになった時にはもう玉城流「敏風会」の会主になられていた。宮里敏子さん(男役)と喜納初子さん(女役)が踊る打ち組踊は、名コンビとして名高かったという。

こんな記事を見つけてしまったのだ…
⇒琉球舞踊界の不都合な真実!
※このブログ主の志情(しなさき)さんは、今までもキジムナーフェスタや、創作舞踊コンクールなどについても、なかなか辛辣な記事を書いている。
そして…
⇒関連記事【重要無形文化財の琉球舞踊】
いったい何があるのか。
大和の素人が、あれこれ安易に論評することではないということ。
それはそれだとは思うのだが、さて、しかし。
もう10年近くモヤモヤ思っていること。和服のこと。留袖のこと。
⇒新春を寿ぐ 歌い初め・舞い初め華舞台
もう少し考えてから、そっと呟きだそうと思っている…
授与式の後の祝賀会も14時にお開き。
たぶんこれで、ひと区切りついた。
ひと区切り、つけなければいけないのだと思う。
ボクは、宇夫方路を、琉球舞踊の師範で終わらせるわけにはいかないのである。
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