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最悪な反省会

突然激高し、子供にお金を払わせるようなイベントなど、やるべきではない!と。
仮にそこは受け入れるとしても、それにプロの表現者が同意してボランティアで出演しなければならない理屈などどこにもない。この御仁にとっては、自分のやっていることは限りなく正しく、その勝手な理屈の前では、プロなどには意味はなく当然自分の考えるルールに従うものだとお考えらしい。何もギャラを出せなんて一言も言っていないのに、もっと優秀ではない人、下手な人に頼めばよかったなんて、とんでもないことを言い出す。プロだろうがアマだろうが、優秀だろうが下手くそだろうが、自分ができる限りのいい表現をするために、最後まで考えてよりよい準備をする、この当たり前の話が全く通じない悲しい人。

そうしてとっとと後ろ足で砂をぶっかけるようにして、事務所から出て行った。残った僕らは唖然。

「なんだかとっても腹が立ってきました。痛風でずっと歩けずにいて、ラジオや藤木さんのイベントなど、激痛に絶えてなんとかこなしていました。やっとどうにか車椅子でなら出かけられるようになって、それですぐにジャックポットへ、会場の下見に行ってきたのです。今月の三日のことです。本番直前ではありません。本番の5日も前です。5日もあれば、平台を一枚準備するくらいどうにでもなったでしょう、たっぷり時間はあったはずなのです。それなのに、そんなの無理と、自分の無作為を棚に上げて、まるで早く言わない僕たちが悪いような言い方、耳を疑いました。

他にも、延長コードといい、譜面台といい、不足なものがあったので、本番当日に公民館の事務所まで借りに行ったのです。本来ならそれを調達すのは彼の仕事、当日になってそれが分かることなんて往々にしてあることで、その時なんとか調達しようと動くべきは彼だったはずです。それなのに一切手伝わず、言うに事欠いて、その後始末が大変だった、あなたたち、そんなこと知らないでしょう、と来た。延長コードを借りてどんな不都合が起きたのだろうか。いったいどんな問題があったのですかと、何度聞いても答えない。答えられるわけないですよね、なんの問題もなかったのだから。実はそのあと公民館まで聞きに行ったのです。当日延長コードなどお借りしましたけれど、何か問題でもあったのでしょうかと。何もありませんよというお返事。ただ予約しておかなければ、当日他の団体に貸してしまっていたりして、そうしたら貸せない場合があるというだけのことですと。まあそんなことだろうと思っていましたが、もうほんとに呆れ果てました。

極貧の子供たちのために、みたいなことをおっしゃっていたけれど、極貧だったら、たとえ無料だとしても、ああしたイベントには参加できないでしょう。極貧とはそういうことなのです。そんなことも理解されていないのか、すべてが方便、考えれば考えるほど腹が立ってきました。

あげくにもう補助金が出ないから、来年はできないと。だから今年が最後だと。はあ? あの人バカなのですか? 自分がやっていることは高い理念の元にやっていることだが、お金貰えないからもうやらないんだとは、なんとご立派なお考えでしょうか。僕は確信しました。やっぱり人のためとか言いながら、補助金にたかる人間は、たいがい腐った偽善者なのだと。

というわけで、これですっかり全部言いたいこと吐き出しましたから、もう終わりにします。しっかり痛風が治ったら、また楽しいお酒、おつきあいくださいませ」

「ごもっともです。怒りのあまり体を壊しませんように。
私はおかげで目が冴えてしまって仕事がはかどってます」

どなたとやり取りしたかは内緒?
※すべて真実に基づいていますが、やり取りの文言はフィクションです。

一昨日の夜に生まれて、昨日の本番の後に膨らんできた違和感が、今日確信に変わった。
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tag: うだがわ  伊藤聡子  狛江市 

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