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しゃもじと打ち上げ



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キタコマ沖縄映画祭で沖縄芸人ライブの打ち上げをつぼ八でやっていた。と、その隣に部屋には、お笑いを見に来てくれた 戸川藍山ちゃんや松村知恵子さんが。その時に宣伝してねと貰ったのが松村禎三生誕90年記念コンサートのチラシ。実は小生、松村禎三という作曲家にはちょいと色々と思いがある。しかし、それがなかなか説明し難い。どういう切り口で紹介しようか。

「松村禎三生誕90年記念コンサート~Tomorrow 明日~」
 日時:8月5日(月)19時開演
 会場:狛江エコルマホール

行きたいんだなあ。しかし残念ながら、その日のその時間、有楽町の‟わしたショップ”の地下で、ネットTVの収録があってどうしても都合がつかない。ホントに残念。

このコンサートの真っ当な紹介は、きっと色々な方がされているだろうから、小生は変化球で。それしかできないし。
唐突だが、原発の闇を扱う映画は、前衛的かつ哲学的宗教的な現代音楽でなければ、その重さに釣り合わない。明るいとか暗いとか、そんな単純さでは到達できない世界。最近のドキュメンタリー映画「日本と原発」を見た時にそう思ったのだ。あの新垣隆氏が音楽を担当していて、彼の音楽でなければ、「日本と原発」の成功もなかったのではないかと。情緒を徹底的に消し去った彼の音楽が、原発というテーマの奥深さを支えている。オマケの話だが、新垣氏は天才前衛音楽家中川俊郎の弟子で、中川氏とは古い付き合い、何年か前に共演したこともある。

さて、1978年にATGが制作した「原子力戦争」という映画だが、その音楽を担当したのが、日本を代表する現代音楽家、松村禎三氏である。それから30数年後に起こった原発事故。松村禎三の音楽こそが、それを予言していたと言ったら、あまりに大袈裟だろうか。しかし、そう思わせる力が松村の音楽にはある。30年前、もっと多くの人が、松村禎三氏の音楽に耳を傾けていれば、原発事故は起きなかったのではないかと。



この映画を、次のキタコマ映画祭で、原発対話の会との共催で上映できないだろうか…
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tag: しゃもじ  川平慈英 

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