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楽しかったからこそ伝えておきたいこと

“おきなわおーでぃおぶっく”を始めて、沖縄について、政治的なこと、時事的なことは一切言わないことに決めていました。だから今回だって、黙っていようと思っていたのです。
昨日、久米明さんとの夜が、あれほど楽しくなければ、きっと黙っていたでしょう。でも、楽しかったから、楽しく沖縄について語ることができたから、やっぱりこれだけは言っておきたいと思ったのです。

事務所で購読している沖縄の新聞。その一面に載っている二つの「事件」。

ひとつは不発弾のこと。
もうひとつは泡瀬干潟埋め立てのこと。
インターネットで調べれば、いくらでもタイムリーな記事を見つけることができるでしょうから、ココではそれらの内容についての詳細は申し上げません。どうぞ調べてみてください。

ただ、ちょっと見つけたブログに、こんなことが書いてありました。
「沖縄へもうすぐ行くんだけど、不発弾、怖いなあ」
あの9.11同時多発テロの後、一時、沖縄への修学旅行が激減したそうです。
今日、世田谷でも不発弾がありました。
自然破壊だって、日本中到る所にある話には違いありません。

どこにでもあることなのだから、他人事ではないのだからと、心配になってみましょうか。
それとも、どこにでもあることなのだから、沖縄だけに限った話じゃないのだからと、一般化して忘れてみましょうか。

沖縄の全ての不発弾を処理するのには、あと80年かかると言います。
(民間工事で見つかった不発弾の場合、国は処理するお金を出しません。)
復帰前の沖縄本島の海は今の30倍くらい美しかった。
(泡瀬干潟埋め立て工事への公金支出差し止めの判決が、県と市に対して出ているのに、国が無視して工事を始めたのです。)

先月、僕は「社長とは呼ばないで」に、こんなことを書きました。
 ⇒寄せる波が破壊し返す波が奪い去る
昨日楽しかったからこそ、日本人の一人として、伝えておきたいと思った気持ちなのです。ここでは、もうこれっきり。
(文責:高山正樹)
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tag: 泡瀬干潟  不発弾  裏へ 

Comment

No:210|
主語に置かれるときの「国」ってなんなんだろうな?。「会社」もおんなじ。

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